Emacsのorg-modeのバージョンを確認してみよう
Emacsには、org-modeが最初から導入されています。
自分の環境のorg-modeが何かを確認してみましよう。
Emacsで、[Alt - x] を押した後に、[org-version]と記述してください。
M-x org-version
私の環境では、以下の結果が返ってきました。
さきほど、最新版にアップデートを完了しました。
Org-mode version 8.0.6 (release_8.0.6-339-g0b770b @ /home/kojiro/.emacs.d/public_repos/org-mode/lisp/)
公式サイトでorg-modeの最新版を確認してみよう
org-modeの公式サイトは以下になります。
このサイトを見れば、最新のorg-modeの状況がわかります。
2013年の07月現在の最新バージョンは8.0.6になっているようです。
かなり頻繁に開発が進んでいるようです。
最新の状況についていくために、開発版に挑戦してみることにしましょう。
org-modeの更新を手軽に進めることができるようになりますよ。
どういう時にOrg-modeのバージョンアップが必要になるか?
Emacsには、デフォルトでorg-modeが入っています。
なぜ、org-modeをバージョンアップしようと思ったのでしょうか。
きっかけは、org2blogを使用したいと思った時でした。
古いorg-modeのバージョンで、org2blogが動かなかったのです。
そこで、バージョンアップを検討することにしました。
使っていくいくうちに、最新のorg-modeを入れて、機能をいち早く体験してみたくなりました。
そうこうしているうちに、Emacsのorg-modeがもっと好きになりました。
試行錯誤しながら、たどり着いたorg-modeのVersion UPの方法を、記録に残しておきたいと思います。
gitでファイルをcloneしてみよう
さあ、version管理システムのgitの登場です。
少しだけですが、gitを利用できるようになってきました。
さくっとupdateしてみましょう。
まずは、terminalを使って、org-modeを置くフォルダに移動してください。
cd ~/.emacs.d/public_repos/
そこに、gitをつかって、ファイルを引っ張ってきます。
git clone git://orgmode.org/org-mode.git
これで、ローカルにウェブから最新のorg-modeのCodeを引っ張ってこれるのです。
とっても、簡単ですよね。
org-modeをインストールしてみよう
ファイルを引っ張ってきたら、インストール作業を行います。
make
これでコンパイルができるはずです。
今後のUPDATE方法を整理してみよう
今後のUPDATEは、gitを使って以下のコマンドで可能になるはずです。
git pull
あと、コンパイルを忘れないようにしてくださいね。
make
init.elにpathを通すことも忘れないようにしよう
はじめての人は、init.elに以下を設定を記述することも忘れないでください。
(add-to-list 'load-path "~/.emacs.d/public_repos/org-mode/")
(add-to-list 'load-path "~/.emacs.d/public_repos/org-mode/lisp/")
これで完了です。
みなさんも、快適で最新のorg-mode環境を楽しんでください。
ちなみに、すべての作業は、EmacsのEshellでも行うことができます。
Emacsだけで完結できるのが嬉しいですね。