2013年7月18日木曜日

org-modeの最新バージョンを使う方法を整理してみよう


Emacsのorg-modeのバージョンを確認してみよう



Emacsには、org-modeが最初から導入されています。


自分の環境のorg-modeが何かを確認してみましよう。


Emacsで、[Alt - x] を押した後に、[org-version]と記述してください。



M-x org-version

私の環境では、以下の結果が返ってきました。


さきほど、最新版にアップデートを完了しました。



Org-mode version 8.0.6 (release_8.0.6-339-g0b770b @ /home/kojiro/.emacs.d/public_repos/org-mode/lisp/)



公式サイトでorg-modeの最新版を確認してみよう



org-modeの公式サイトは以下になります。



このサイトを見れば、最新のorg-modeの状況がわかります。


2013年の07月現在の最新バージョンは8.0.6になっているようです。


かなり頻繁に開発が進んでいるようです。


最新の状況についていくために、開発版に挑戦してみることにしましょう。


org-modeの更新を手軽に進めることができるようになりますよ。





どういう時にOrg-modeのバージョンアップが必要になるか?



Emacsには、デフォルトでorg-modeが入っています。


なぜ、org-modeをバージョンアップしようと思ったのでしょうか。


きっかけは、org2blogを使用したいと思った時でした。


古いorg-modeのバージョンで、org2blogが動かなかったのです。


そこで、バージョンアップを検討することにしました。


使っていくいくうちに、最新のorg-modeを入れて、機能をいち早く体験してみたくなりました。


そうこうしているうちに、Emacsのorg-modeがもっと好きになりました。


試行錯誤しながら、たどり着いたorg-modeのVersion UPの方法を、記録に残しておきたいと思います。





gitでファイルをcloneしてみよう



さあ、version管理システムのgitの登場です。


少しだけですが、gitを利用できるようになってきました。


さくっとupdateしてみましょう。


まずは、terminalを使って、org-modeを置くフォルダに移動してください。



cd ~/.emacs.d/public_repos/

そこに、gitをつかって、ファイルを引っ張ってきます。



git clone git://orgmode.org/org-mode.git

これで、ローカルにウェブから最新のorg-modeのCodeを引っ張ってこれるのです。


とっても、簡単ですよね。





org-modeをインストールしてみよう



ファイルを引っ張ってきたら、インストール作業を行います。



make

これでコンパイルができるはずです。





今後のUPDATE方法を整理してみよう



今後のUPDATEは、gitを使って以下のコマンドで可能になるはずです。



git pull

あと、コンパイルを忘れないようにしてくださいね。



make



init.elにpathを通すことも忘れないようにしよう



はじめての人は、init.elに以下を設定を記述することも忘れないでください。



(add-to-list 'load-path "~/.emacs.d/public_repos/org-mode/")
(add-to-list 'load-path "~/.emacs.d/public_repos/org-mode/lisp/")

これで完了です。


みなさんも、快適で最新のorg-mode環境を楽しんでください。


ちなみに、すべての作業は、EmacsのEshellでも行うことができます。


Emacsだけで完結できるのが嬉しいですね。