2012年11月15日木曜日

Emacsの基本操作を覚えてみよう(1)




自分に最適なテキストエディタを探してみよう





Ubuntuでテキストエディタは、何を使えば良いのか?

テキストエディタの好みは、人それぞれです。
これが、良いと押しつけることはできません。

オープンソースには、様々なテキストエディタが、存在しています。
ぱっと思いつくエディタをあげていきますね。

「gedit」

「kate」

「leafpad」

「Emacs」

「Vi」

  などなど

このように、多様な選択肢があるのが、オープンソースの良いところです。

しかし、結局、どれが一番良いのか?
それを決めようとしたときに、選択肢が多くて困ってしまいます。

テキストエディタは、自分に好きなものを選んで使うのが、良いと思います。
ただし、すべて使って、一番良いものを選び出すのは、時間がかかります。

もしも、One More Dureでは、「Emacs」をお勧めしたいと思います。
なぜ、Emacsがお勧めするのかを、説明してみます。






テキストエディタでEmacsを選択してみませんか?





テキストエディタで作成できるのは「テキストデータ」です。
このテキストデータこそが、長期に渡って管理できるフォーマットだと思っています。

Emacsはテキストエディタの一種ですが、歴史と伝統があるテキストエディタです。
そして、使用する上で少しだけ「くせ」があります。

なぜ、あえてEmacsをオススメするのか?
理由は、3つあります。

1:オープンソースなので、LinuxでもWindowsでもMacでも使える

これは、オープンソースならではの強みだと思います。
Windowsで秀丸がよいと思っても、Macでmiがよいと思っても、OSが違えば利用できなくなります。
でも、EmacsならOSが違っても、自分の設定で使うことができます。

2:できたらいいなと思うことが、たいていできる

これも、やっぱりオープンソースの強みだと思います。
使ってみて、不満に思うことは、基本的に解決されています。
もしくは、解決方法が、ある場合が多いです。
多くの人が使っていて、不満に思うポイントは似ているんですね。

3:Org-modeが秀逸すぎる

文章を構成するときに、Org-modeを利用すると、便利です。
アウトラインエディタのように編集でいます。
それでいて、テキストエディタの軽快さもあります。
PCでキーボードを使って文章を入力するなら、これなしではできません。

詳しいリファレンスは、他のサイトに譲ります。
Emacsを日常的に使う際に、必要最低限の項目をまとめてみます。






Emacsの起動と終了してみよう





最初は、「Emacs」の起動と終了を説明します。

起動は、Superキー(Windowsキー)を押して、「emacs」と押してください。
すると、Emacsが起動します。

終了するときには、「Ctrl+x Ctrl+c」で終了になります。
これで、Emacsの終了ができます。

作業を、キーボードのみで完結できるようにしているところがポイントです。

Emacsを終了する際に、保存してないと確認を求めてきます。
保存して終了するときには、「Ctrl+x Ctrl+s Ctrl+x Ctrl+c」で終了です。
今度、説明しますが、自動保存する設定がオススメです。






Emacsでファイルを開いてみよう





Emacsでファイルを開く方法を説明します。

ファイルを開くために「Ctrl+x Ctrl+f」を押します。

すると、下でファイル名を指定して、開くことができます。
ファイルがない場合は、ファイルを作って開くことになります。

この弱点は、CUIでディレクトリ構成を覚えていないといけないことです。
そこで、Emacsには、Dired modeというのがあります。

「Ctrl+x Ctrl+f」を押した後に、何も入力せずにファイルの一覧が出てきます。
カーソルを、開きたいファイルに合わせてEnterを押せば、開くことができます。

このDired-modeを最初から開きたい場合は、「Ctrl+x d」を押します。

でも、よく使うファイルは決まっていると思います。
今度、説明しますが、履歴から開く方法もオススメです。